久々の、本当に久々の完封試合。ホーム開幕戦だった、3月14日の清水エスパルス戦以来だ。この時は、このチームがここまで苦しむとは予想だにしていなかった。

今節はホームデンカビッグスワンスタジアムで、サガン鳥栖戦。タイトルを狙って今季開幕戦を迎えた新潟だったが、いきなりケチを付けられた相手だ。豊田をターゲットにしたロングボール作戦にまんまと乗せられ、開幕戦で苦い敗戦を喫している。

ホームでその鳥栖を1―0で下し、ようやく今季4勝目を挙げた。前半16分に、守田のゴールキックを指宿が頭で落とし、こぼれたボールを慶が鮮やかなボレーシュートでゴール右隅に突き刺した。見事なボレーシュートを決めて新潟が先制する。しかし、その後両チーム共に得点を奪えず、慶のリーグ戦今季2ゴール目が決勝点となった。2ndステージ初勝利で、1stステージから続いている連敗を3で止め、年間勝ち点を17に伸ばした。この勝利により、1節で最下位を脱出して17位に浮上した。

長く感じられた4分間の後半アディショナルタイム終了の笛に一安心。11日の鹿島戦では、3分間で2失点した魔のアディショナルタイム。最後まで集中は切れなかった。6月20日の湘南戦以来、1カ月ぶりの勝利は、今季初の完封勝利で呼び込んだ。

それにしても、柳下監督が最後に切った交替カードには納得がいかない。残り2分と言う所で、指宿に替えて武蔵を投入した場面だ。鹿島戦の悪夢が頭をよぎる交替で、現状の武蔵の出来ではリスクが大き過ぎる。心配した通り、生ぬるい守備や凡ミスでピンチを招く場面のきっかけになってしまった。今回は事なきを得たから良いようなものの、90分間戦ってきた選手に対し示しが付かない。あの場面は前線で必死にボールを追いかけることが出来る宗が最善の選択だったと未だに思う。