第13節終了時点では、清水エスパルスとは同じ勝ち点10ながら、得失点差で最下位18位に沈む新潟だったが、第14節は下位チームが勝利し、清水とでも勝ち点差3、残留ラインより上の15位以上となると、2試合試合数の少ない柏レイソルを除けば、ヴァンフォーレ甲府や松本山雅FCの勝ち点15組と勝ち点差5に開いてしまった。非常に厳しい状況に置かれている。

今週水曜日開催のナビスコカップを若手主体で臨んだヴァンフォーレ甲府は、先発メンバーを10人入れ替えて、新潟戦に臨んできた。対する新潟は、前線のメンバーを中心に入れ替えてが、その数は4人のみ。中2日足らずの昼間の試合と言うことで、コンディション的には不利な状況での試合開始になってしまった。ナビスコカップを捨て、リーグ戦での残留だけを考えている甲府のぶれの無い戦い方が、ナビスコカップも捨てられない新潟とは対照的だ。

コンディション的な問題なのか、前線のメンバーを入れ替えたせいなのか、ナビスコカップ湘南ベルマーレ戦で見られたような厳しいプレスが見られない。尚紀や慶の動きも悪い。ナビスコカップには出ていない、康裕やラファエルもぱっとしない。尚紀はずっと出突っ張りなので、厳しいのは判るが。先発メンバーで唯一ワクワクさせてくれたのは、尚紀と同じように出突っ張りのコルテースだった。対人でのプレーが光る。

試合前半は終始甲府ペース。しっかりブロックを作ってのカウンター狙い。いつもの甲府だった。ボールポゼッションの高い新潟だったが、ミスが出るとすかさず甲府がボールを奪い、前線にボールを送る。試合開始早々にバレーと替わって入った伊東や阿部拓馬にボールが渡ると、新潟の守備が後手に回る場面も出てきた。そんな中、前半終了間際に慶のトラップミスから奪われたボールを、健太郎や舞行龍の裏に抜け出した伊東に決められてしまい、先制を許してしまった。

後半頭から、前半動きの良くなかった慶や康裕に替えて、成岡と大が出場した。大の前線から必死にボールを追う姿が、今の新潟に欠けているものを思い出させてくれる。しかし、今日も又セットプレーから失点してしまった。どうしても得点の欲しい新潟は、ラファエルに替えて指宿を入れたが、精度の悪い長いボールを前線に放り込むだけの今の新潟のサッカーではなかなか得点にならない。

柳下監督も自信を失っているようだ。もう打つ手が無いと言った感じだ。レオが居た時は良い内容ながら勝てない試合が多かったが、レオが居なくなってからは勝てそうも無い内容で黒星を重ねている。この状況から抜け出すのは容易なことでは無いのは素人目にも判る。早めに大きな打開策を打たないと、手遅れになる。残された時間は決して多く無い。