ロシアW杯アジア最終予選のため2週間の中断期間があった。明治安田J1リーグ再開となった第5節、ホームでリスタートを切る新潟は、今季初勝利を目指し、ガンバ大阪と対戦した。

新潟は、前節横浜F・マリノス戦からのメンバー変更は無かった。今節も、今季加入したホニとチアゴ ガリャルドのブラジル人2人を2トップに置く4-4-2のシステムだった。一方のG大阪は、第3節FC東京戦で左頬骨を骨折したGK東口を先発させてきた。またロシアW杯アジア最終予選のUAE戦で左第五趾基節骨を骨折した今野に代わり、井手口が倉田 とともに3-5-2のインサイドハーフに入った。

立ち上がりにペースをつかんだのはガンバ大阪だった。新潟のキックオフ直後、チアゴ ガリャルドから輝綺へのパスを井手口が背後から走り込んでカットし、勢いそのままにミドルシュートを放ったが、これは大きく枠を外れ、新潟は難を逃れた。しかし、9分には、初瀬からのクロスのこぼれ球を倉田が収め、ターンで新潟DFをかわしてのシュートで、ガンバ大阪に先制点を許してしまった。しかしその8分後、新潟もすぐに追い付いた。貴章のパスをペナルティエリア内で受けたホニが、ファビオに倒されてPKを獲得した。これを山崎が確実に決め、試合を振り出しに戻した。ここから新潟が攻勢を強め、中盤でボールをカットしてはゴールを目指すが、連係ミスからなかなか得点機に結びつかなかった。37分には、再び初瀬のクロスから決定的なピンチを迎えた新潟だが、倉田のヘディングシュートは枠外へ飛び事なきを得た。

1-1で迎えた後半、リードしたのは新潟だった。55分、輝綺とチアゴ ガリャルドが井手口の背後から次々とプレッシャーをかけてボールを奪うと、チアゴ ガリャルドが前線のスペースへスルーパスを送った。相手DFの背後に抜け出したホニが相手GKとの1対1を制してゴールを挙げ、2-1とした。ホニはこれで2試合連続の得点となった。ゴールパフォーマンスであるバック宙を、ホームサポーターの前で初めて披露し、スタジアムを沸かせた。しかし、新潟は、またしても、この後セットプレーから失点をしてしまった。76分、ガンバ大阪にFKを与えると、交代していた遠藤に代わり、キッカーを務めたのは井手口だった。左サイド深い位置から蹴ったボールは、金正也のゴールとなり、新潟は同点に追い付かれてしまった。さらに85分、井手口自らが蹴った左CKの流れからゴール前へ侵入し、混戦でこぼれたボールを奪ってネットを揺らした。結果的にこれが決勝点となり、新潟はガンバ大阪に破れてしまった。

新潟は、これで2分3敗といまだ勝ちなし。勝点は2のままで、前節終了時点で16位だった順位も変わらず、浮上のきっかけをつかめずにいる。今季、失点の多くを占めるセットプレーの守備は課題の一つとして残ったままだ。ただ、今季、前節まで一度もリードした時間帯が無かった新潟だが、この試合で短時間ではあるが、リードした時間帯を作れたのはプラスと前向きに考えたい。