2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第14節は、アウェイヤマハスタジアムでのジュビロ磐田戦だった。

吉田前監督が解任され、片淵前コーチが監督に就任し、その初陣だ。新潟は、慣れ親しんだ4-4-2のシステムで試合に臨んだ。GKは守田、最終ラインにはマツケン、舞行龍、竜馬、コルテースを、両ボランチにはレオと小林、左右サイドハーフには成岡と大、そして2トップにはラファエルと指宿を配した。一方の磐田だが、怪我や出場停止で最終ラインの人員不足に悩まされているようで、櫻内をセンターバックに据え、本来はボランチの康裕を右サイドバックに持ってきた。

試合開始直後のレオの猛烈なプレスに見られるように、新潟は気迫のこもったプレーでボールを刈ろうとしていた。一方の磐田もここの所勝ち点を伸ばせず残留争いに片足を突っ込んだ感があり、気迫の面では負けておらず、両者共に球際の攻防では一歩も引かなかった。そんな中でまず相手ゴール前へ進んだのが、磐田だった。前半10分、ロングボールに磐田ジェイが競ると磐田アダイウトンがダイレクトではたいて、磐田太田が右サイドからクロスを送った。クリアボールに反応した磐田宮崎がペナルティエリア外からシュートを放ったが、これは枠を大きく外れた。さらに1分後には、ジェイが胸で落としたボールを磐田川辺が受け、そのままドリブルで持ち込まれ、シュートを放たれた。これは守田が阻んだ。新潟は前半12分、大のシュートのこぼれ球をラファエルが押し込み、ネットを揺らした。だが、先制したと思われたこのゴールはオフサイドの判定でノーゴールになった。すると前半20分には指宿がバイタルエリアでボールをキープし、トップスピードで走り込んできた大にスイッチした。大がそのままペナルティエリア内に進入すると、たまらず相手がファウルで大を止め、PKを獲得した。これをレオが冷静にゴール左へ決めて、前半22分に新潟が先制に成功した。さらに新潟は前半25分、左サイドでコルテースと成岡を中心に流れるような崩しを見せたが、フィニッシュには結び付かなかった。一方の磐田は前半28分、太田のCKにアダイウトンが頭で合わせたが、これはクロスバーの上を通過し、事なきを得た。アダイウトンは前半32分にも磐田中村のFKにヘッドで合わせたが、これも外れた。しかし、前半38分、磐田に同点に追い付かれてしまった。磐田上田のFKをジェイにヘッドで合わせられ、これが決まってしまい1-1となった。

同点で折り返した後半、先に動いたのは新潟だった。後半20分に成岡から山崎に代え、後半27分には指宿を下げて武蔵をピッチに送り出した。カウンターの応酬のような展開となる中、途中出場の2人が試合を決めた。後半44分、武蔵が左サイドからクロスを送ると、中央で合わせたのは山崎だった。完全フリーの状態でダイビングヘッドをたたき込み、新潟が土壇場で勝ち越しに成功した。磐田は2失点目の直前に松浦を投入し、失点後も立て続けに交代カードを切ったが時すでに遅く、後半アディショナルタイムの4分はすぐに経過した。

試合は1-2で終了し、新潟がJ1残留へ前進する大きな勝点3を獲得した。片淵アルビは初陣を飾ることが出来た。