力の差は歴然
2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第12節は、アウェイ日産スタジアムでの横浜F・マリノス戦だった。
新潟は、未だにカズと舞行龍が負傷により戦線離脱しており、前節に続いて3-4-2-1のシステムで臨んだ。前線は、成岡をトップに、左右にラファエルと野津田が並んだ。一方の横浜だが、下平、ファビオ、喜田 といった今季の主力選手に加えて、前節の仙台戦で先発出場した新井も負傷欠場した。さらに攻撃の核となる齋藤も仙台戦で負傷し、この日はベンチスタートとなった。
試合序盤、主導権を握ったのはアウェイの新潟だった。横浜の4-1-4-1は守備が機能せず、新潟が丁寧なボール回しから相手ゴールに迫った。開始2分にはゴール前でボールを受けたラファエルがターンから左足を振り抜いて決定機を迎えた。1トップを務めた成岡は、主に右サイドからいい距離感でボールを回して相手陣内に入っていけていた。ただ、これも最初の内だけだった。次第に流れは横浜に移り、先制に成功したのは横浜だった。前半29分に左サイドのマルティノスと金井がパス交換し、金井がゴール前にクロスを送ると、新潟ディフェンス陣のマークをかぶり、その後方に詰めていた兵藤に決められてしまった。
1-0で折り返した後半開始直後、横浜に追加点が生まれた。金井からのクロスは一度クリアしたが、新潟ボールになりそうなところを高い位置まで押し上げていた栗原にインターセプトされ、ボールを失った。栗原は右にいた中町にラストパスを送ると、中町は右足でゴールネットを揺らした。反撃に移る新潟は、後半13分に小林が決定的チャンスを迎えたが、シュートは枠の上へ飛んでしまった。それでも後半22分、左サイドの高い位置を取っていたコルテースのクロスが横浜DFに当たり、コースが変わったところをプッシュしたのはラファエルだった。新潟が反撃ののろしとなるゴールを決め、1点差に詰め寄った。だが、ラファエルのゴールから3分後の後半25分、横浜陣内で中町にボールを奪われ、左サイドのマルティノスへパスを送られた。マルティノスが前方へボールを運びながら、今度は中央の天野へボールが渡った。天野は自身を追越すように上がってきた前田へラストパスを出した。前田はカットインから左足でシュートを放ち、これが横浜の3点目となった。終盤に入ると新潟は指宿を投入し、さらにDFの増田を前線に上げてパワープレーを敢行した。だが、これも横浜に対応され、追加点を挙げることは出来なかった。
2ndステージに入ってから1敗しか喫していない横浜が、実力通りの展開となった試合を勝利で飾った。敗れた新潟は3連敗となり、残留争いから抜け出せない状況が続く。夜に行われた試合で、名古屋グランパスがガンバ大阪に1-3で敗れたため、勝ち点差、得失点差共に変わらなかったのが唯一の救いだ。
