U-23日本代表は勝利
長野県松本平広域公園総合球技場アルウィンで、キリンチャレンジカップ2016 U-23日本代表vsU-23南アフリカ代表戦が行われた。
この試合、日本はPKで先制されたものの、FC東京中島翔の2得点などで、4-1の逆転勝利を収めた。
日本がオリンピックの初戦で戦うナイジェリアを想定した一戦は、オリンピックメンバー発表に向け、選手たちにとっては最後のアピールの場だった。
同じくオリンピックに出場する南アフリカは、試合開始からサイドバックが高い位置を取って、スピードのあるドリブル突破を仕掛け、前線の選手が飛び出しを狙うなど、身体能力の高さを活かして押し気味に試合を進めた。日本は、サンフレッチェ広島浅野が相手守備陣の裏を取る動きを見せ、前半20分には右サイドからFC東京室屋や野津田が立て続けにゴールを狙うが、枠を捉えることが出来なかった。先制は南アフリカだった。前半30分、ペナルティエリアで相手のロングボールを処理しようとしたアビスパ福岡亀川がハンドの判定でPKを与えてしまい、これを南アフリカに決められてリードされた。しかし、日本は慌てずに相手の裏を取る動きを続け、前半37分にファジアーノ岡山矢島のパスに川崎フロンターレ大島が前へ飛び出して中島につないだ。このボールを中島は左足で冷静に決めて同点にした。日本は前半41分にクリアボールを拾われ、南アフリカに近距離からのシュートでゴールを狙われたが、鹿島アントラーズGK櫛引の好セーブで難を逃れた。同点ゴールで勢いが出た日本は、前半45分に中島のサイドチェンジのパスを矢島が受けて、右サイドを駆け上がった室屋へパスを出した。すると、ゴール前に走り込んだ矢島が右足で押し込んだ。
さらにその2分後には、相手ボールを奪った浅野が上げた右クロスに中島が頭で合わせて再びゴールネットを揺らし、日本は3-1とリードを広げた。
後半、連続失点して長旅の疲れも出たのか、動きが落ちた相手に対して、日本は攻勢を崩さなかった。立ち上がり早々の前半3分、バックラインからのロングボールに相手DFの裏に抜け出した浅野が、中央へ切れ込んで右足を振り抜いて4-1にした。日本は後半から野津田に代えて柏レイソル伊東、ガンバ大阪井手口に代えて川崎フロンターレ原川を投入した。伊東をFWで起用して中島を左MF、矢島を右MFにシフトした。その後もFC東京橋本、ファジアーノ岡山豊川、マツケン、武蔵を送り込み、攻守に良いリズムをキープして試合の主導権を維持した。南アフリカも後半開始時に4人を交代して反撃を試み、手数をかけずにサイドや前線にボールを送って展開を試るが、守備でのミスが目立ち、決定的な場面を作るには至らなかった。日本は最後まで積極的な動きを崩さず、4-1の勝利で終えた。
