2016明治安田生命J1リーグ1stステージ 第12節は、アウェイ埼玉スタジアム2002スタジアムで浦和レッズと対戦した。4連勝中で首位に立つ浦和と6試合勝利がない暫定15位の新潟との対戦だったが、結果はまたしてもスコアレスドロー。

この試合、新潟は前節ガンバ大阪戦と同じ布陣で臨んだ。攻撃力のある浦和に対し、新潟は攻撃時こそ通常の4-4-2としながらも、守備時には5バックで構えて浦和の攻撃を封じる作戦に出た。ただこの5バックだが、ボランチがディフェンスラインに入るのではなく、右サイドハーフの慶が右サイドバックに下がって5-3-2のような形をとり、さらにビルドアップを抑えにいかないときには、2トップの一角に入った宗が右サイドハーフに下がって5-4-1の布陣となった。

そんな新潟に対して浦和は序盤から仕掛けた。浦和柏木がサイドや前線にさまざまな種類のパスを送って攻撃をリードし、試合を優位に進めた。そして前半19分、ゴール前に走り込んだ浦和興梠が、浦和武藤のスルーパスをペナルティエリア内で受けて仕掛けると、その興梠をカズが倒してしまい、PKを与えてしまった。しかし、興梠が蹴ったPKのボールは守田が足に掛けて弾き出し、ゴールを割らせず、先制点を許さなかった。

すると、徐々に試合の流れは新潟へ傾いた。前線からのプレスがやや遅れた浦和の守備網をかい潜り、カウンターからチャンスを作った。前半43分には山崎が浦和遠藤にプレッシャーを掛けて、達也がボール奪取した。その達也を追越して左サイドでボールを受けたレオが中央へパスを送って、これを山崎がシュートするものの、これはGK正面に飛んでしまった。さらにその1分後には守田のキックをきっかけに左サイドから崩して最後はこぼれ球に反応した慶がペナルティエリア内の右からシュートを放った。しかし、ボールは枠を越えてしまった。

後半に入ってもリズムをつかんだのは新潟だった。後半4分に宗、後半8分に大、後半11分には山崎が立て続けにチャンスを迎えたが、やはりシュート精度を欠いてゴールを奪うことは出来なかった。それ以降は圧倒的に浦和がボールを保持しながら試合を進めるが、特に中盤での新潟の激しいプレッシャーによって柏木を自由にさせず、後方からの縦パスや前線のコンビネーションといった持ち味を出させなかった。

お互いに決め手を欠いた試合は、スコアレスのまま終了した。新潟は、前節ガンバ大阪戦に続いてのスコアレスドローとなった。ガンバ大阪、浦和と攻撃的なチームを相手にの2試合連続無失点は評価出来るが、2試合連続の無得点は何とかしたい。決してチャンスを作れない訳では無いが、如何せん最後の決定力に課題が残っており、なかなか勝ち点に結びつかない。