新社長は前社長か
どうやら、田村現社長の後釜には、中野前社長が就任するようだ。新潟日報にその旨の記事が掲載された。
J1新潟、中野氏が新社長就任へ 田村氏と交代(新潟日報)
J1アルビレックス新潟の社長に、前社長で、前Jリーグ専務理事の中野幸夫氏(61)が就任する方向であることが23日、関係者の話で分かった。中野氏は12月に新潟の顧問としてクラブに戻り、取締役会などを経て来年から社長に就く見込み。
クラブは同日、田村貢社長(54)が12月31日付で退任すると発表した。田村社長は今月12日の天皇杯4回戦の横浜M戦後に辞職願を提出、22日の取締役会で承認された。「2年連続でタイトル獲得の目標が達成できず、赤字も出た。責任を取らないといけないし、けじめをつけた方がいい」と退任の理由を語った。
後任についてクラブの池田弘会長は23日、新潟日報社の取材に「中野さんを推薦させていただきたい。専務理事を経験し、幅広い知識、情報を持っている。新潟を日本一のチームにするため」と述べた。
中野氏は同日、取材に「新潟のために頑張りたい」と話した。
中野氏は新潟市出身。クラブ創設から運営に関わり、2005年から4年間、社長を務めた。09年から16年3月までJリーグ専務理事を務め、現在はJリーグ関連5社の代表取締役会長。
新潟市出身の田村社長は、96年にアルビレオ新潟法人設立準備室に入社。取締役総務・経理部長、常務を経て、09年に現職に就任した。
◎集客改善へテコ入れ
田村貢社長の退任が発表され、かつて社長を務めた中野幸夫氏が次期社長に就くことが濃厚となった。背景にはJリーグ専務理事などの経験を生かし、苦戦する集客面で改善を図りたいとのクラブの狙いがある。
「結果が出なかったのは責任を感じている」。田村社長は2年連続で15位に沈んだ成績が退任の大きな理由と語った。
田村社長は2009年に就任。経営面では、徐々にホーム入場者数が減少し、収入が減る中でも就任時から6年連続で黒字を続けた。チーム強化でも「育成型クラブ」を掲げて下部組織の充実に力を入れ、毎年のようにトップチームに昇格する選手を輩出するなど結果を残した。池田弘会長は「財務は健全で、立派な経営をした」と評価する。
ただ、達成できなかったのが「タイトル獲得」という目標を含むチームの上位進出と入場者数の増加だった。特に集客はクラブにとって収入源の柱でチーム強化にもつながる。
クラブはそのてこ入れも見据え、専務理事としてJリーグのアジア戦略に関わるなどし、クラブ社長時代にはビッグスワンを満員にした経験もある中野氏に期待を寄せたとみられる。
今季勝ち点30の15位で残留したチームを上位争いできるようにし、3年連続で減少している入場者数を増やす-。クラブが限られた資金の中で課題を克服できると見込んで、経験者の中野氏にかじ取りを託す公算が大きい。
