勝ち点1が遠い
2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第16節は、アウェイ市立吹田サッカースタジアムでのガンバ大阪戦だった。
新潟は、今回の遠征にコルテースが帯同しておらず、4-4-2のシステムながら、左サイドバックには慶が入った。両サイドハーフには、達也と大が入り、2トップはラファエルと武蔵の組合せになった。
試合は、いきなり思わぬ形で動いた。自陣内でボールを保持していた竜馬が、パスの出し所を迷っている間にG大阪アデミウソンにボールを奪われると、ドリブルからフィニッシュまで持って行かれてしまった。G大阪にミスに付け込まれる格好で先手を取られた新潟だったが、J1残留のためにここは黙っては引き下がれない。レオのボール奪取をスイッチにラファエルが鋭い縦への推進力を生かしてカウンター攻撃を発動した。手数を掛けない攻撃でG大阪ゴールに迫った新潟は前半35分、東口が触れたCKのこぼれ球をラファエルが蹴り込んで、試合を振り出しに戻した。組み立てのミスが目立ったG大阪が前半に放ったシュートはわずかに2本だったが、対する新潟はシュート5本を放つなど互角に近い戦いを見せていた。
しかし、後半早々に新潟にアクシデントが降り掛かった。G大阪陣内ペナルティエリア付近で突破を図ったラファエルがG大阪岩下ともつれて転倒した。このプレーがシミュレーションと見なされ、この日2枚目のイエローカードを受けたラファエルが後半6分に退場となってしまった。さらに、直後の後半15分に舞行龍がハンドの反則を犯し、G大阪にPKを与えてしまった。そのPKをG大阪遠藤に決められ、相手に勝ち越しを許してしまった。数的不利の中、突き放された格好の新潟だったが、ゴール裏に多数足を運んだサポーターの前で、ファイティングポーズを崩そうとはしなかった。レオを起点に、時折鋭いカウンターを披露した。後半39分にはゴール前で舞行龍が決定的なシュートを放つものの、岩下にゴールライン上でクリアされた。攻め切りたいG大阪と、最低でも勝点1は持ち帰りたい新潟のせめぎ合いは後半アディショナルタイムまで続いた。しかし、新潟はレオが主審への侮辱行為で一発退場になってしまった。さらに苦境に追い込まれると、終了間際にはG大阪井手口のシュートのこぼれ球を途中出場のG大阪呉屋に決められてしまった。
新潟は、生き残りを懸けた最終節にラファエルとレオ、そして累積警告の舞行龍を欠いて挑むという苦しい立場に追い込まれた。
