辛うじて残留圏内
2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第15節は、ホームデンカビッグスワンスタジアムでの浦和レッズ戦だった。
代表戦、ルヴァン杯がらみで中断していたJ1リーグ戦が再開した。新潟は、前節ジュビロ磐田戦から指宿に代えて慶を入れてきた。その慶だが、4-4-2の右サイドハーフと思いきや、守備時はディフェンスラインまで下がり、5バックの形だった。FW登録の成岡が空いた右サイドを埋め、5-4-1の形になることが多かった。自陣ではブロックを組んで相手にスペースを与えず、ボールを奪ってからは素早くカウンターでゴールを目指した。
前半5分には、レオがボールを奪ってラファエルがシュートを放つなど、立ち上がりから新潟が目指す形を表現出来ていた。だが、先制点を奪ったのは浦和だった。前半7分、自陣でビルドアップして落ち着けた流れで新潟のプレスが弱まると、ハーフウェーライン手前から浦和遠藤がディフェンスラインの背後へ一気にロングパスを送った。するとフリーで抜け出した浦和興梠がトラップで収めて、左足でゴールネットを揺らした。しかし、新潟はこれに慌てず、守備のバランスを崩すことなくチャンスをうかがうと、前半15分、浦和森脇のバックパスを奪ったラファエルが一気にドリブルで持ち上がって、同点弾をたたき込んだ。その後も新潟はコンパクトな守備を保ち、厳しい寄せで浦和の攻撃を寸断し続け、ゴール前でも体を張って得点を許さなかった。
後半に入ると浦和の圧力が強まった。しかしそんな中、後半33分、新潟はマツケンのクロスから途中出場の武蔵がヘディングシュートを突き刺したが、これは惜しくもオフサイドになってしまった。さらに後半45分にもマツケンのクロスから武蔵がヘディングシュートを放つが、これは浦和西川に防がれた。さらにレオが敵陣でボールを奪って二次攻撃を仕掛けた。流れは新潟に傾いていたかのように見えた。だが、レオからボールを奪い返した浦和にカウンターを仕掛けられた。左サイドをドリブルで運んだ浦和関根がゴール前へボールを送ると、ニアで新潟DF陣を引き付けた浦和李がスルーし、その背後へ抜け出した興梠が再び左足でゴールネットを揺らした。これが決勝点となり、新潟は敗れた。
新潟は勝点を積み上げることはできず、勝利を収めた年間勝点16位のヴァンフォーレ甲府に抜かれてしまったが、勝点で並んだ名古屋に得失点差で上回り、同15位と辛うじて残留圏にとどまった。
