ようやく3回戦突破
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会第3回戦は、ホームデンカビッグスワンスタジアムに、J2のレノファ山口を迎えての一戦だった。
山口の監督は、元新潟U-18監督でも有った上野展裕監督だ。さらに、あの2012シーズンには、トップチームが黒崎元監督から柳下前監督に変わるまでの間、監督代行として公式戦3試合を指揮したこともあった。また、小塚は、期限付き移籍で2014年7月から約1年半、山口でプレーしている。昨季は、J3でリーグ戦33試合に先発し、6得点を挙げるなど、山口のJ2昇格に貢献した。さらに、山口には今回帯同しなかったが、新潟に所属したことも有る岡本も居る。何かと縁深いチームだ。
この試合、新潟は直近のリーグ戦から増田を除く10人を入れ替えてきた。システムは、直近のリーグ戦同様、3-4-2-1だった。3バックには、新潟U-18所属で2種登録選手の長谷川巧君も入り、増田、前野の組合せだった。ダブルボランチには大と小塚が入り、左右ウイングバックには宮崎幾笑と武蔵、左右ウィングには達也と端山、1トップにはカリウが入った。一方の山口は、直近のリーグ戦から5人を入れ替えてきたが、ベストに近いメンバー構成だった。
新潟は、立ち上がりに連係が不慣れな右サイドを立て続けに狙われた。だがピンチをしのぐと、カリウのポストプレーを起点にゴールに迫る場面を増やしていった。相手の人数を掛けた攻撃に対して5バックで守り、山口をよく知る小塚がバイタルエリアをケアしながら、パスを寸断した。遠めからのクロスやミドルシュートも、川浪が危なげなくキャッチした。前半39分には武蔵のロングスローをペナルティエリアで受けたカリウがシュートしたが枠外へ。前半45分には大からのパスを小塚がスルーし、フリーで受けた武蔵がシュートを放ったが、これも枠外へ飛んでしまった。前半は五分に近い内容だったものの、お互いに決定打を欠き、0-0で折り返した。
後半に入ると新潟がペースを握った。最初のチャンスも新潟だった。後半1分、宮崎の折り返しを受けたカリウのシュートは相手GKのクリアで得点にならず。このこぼれ球を拾った小塚のシュートも再び相手GKにクリアされるが、新潟はカウンターから足が止まり始めた山口を押し込んでいった。新潟は、後半22分に山崎、後半26分にラファエルを投入し、先制点を狙いにいった。すると試合が動いたのは後半32分だった。中盤でボールを奪った端山からのパスをラファエルが収め、前線へ走り出した山崎へタイミングよくパスした。相手GKの脇を狙ったシュートは、結果的に股を抜けてゴールに決まり、1-0と新潟が先制した。その後も新潟ペースのまま試合は終了した。新潟が、6年ぶりに4回戦へとコマを進めた。
3日後にある明治安田J1の2ndステージ第13節の対戦相手、鹿島アントラーズは、この日ファジアーノ岡山と対戦した。新潟と違い、主力選手を多数出場させていた。岡山相手にかなり苦戦していたが、結果的には相手オウンゴールが決勝点となり、4回戦にコマを進めている。今日の対戦結果が少なからず新潟に有利に働くことを願っている。
