2016明治安田生命J1リーグ1stステージ 第15節は、ホームデンカビッグスワンスタジアムで大宮アルディージャ戦だった。なお、試合前に、クラブ創設20周年企画として、アルビレックス新潟創設当時を中心とした選手たちが集まり、エキシビションマッチ「新潟クラシック」が開催された。

アルビレックス新潟クラブ創設20周年企画「新潟クラシック」

今季再昇格したばかりの大宮だが、ここまで4位につけ、新潟とは対照的に好調を維持している。一方の新潟は、リーグ戦、ナビスコ杯と戦いの場は違えど2試合続けて無様な試合を繰り広げている。

新潟は、GKに守田が戻り、DF陣にはマツケン、舞行龍、カズ、コルテース、Wボランチにはレオと小林、両SHには大と成岡、2トップには山崎と端山が入る4-4-2のシステムだった。

試合前半は完全に新潟のものだった。前半4分、幸先良く先制点が生まれた。守田のFKを、右サイドに開いたマツケンが受けて、最終ラインの裏のスペースへ長いパスを送り込んだ。これを端山が胸トラップで受けてゴールライン際まで持ち込むと、うまくターンして相手DFと入れ替わり、ゴール前へ速いパスを入れた。すると、ファーサイドから飛び込んできた成岡が右足で合わせてネットを揺らした。早い時間に先制したことで、前半は新潟のペースでゲームが進んで行った。山崎と端山の2トップが高い位置からプレッシャーを掛け、コンパクトな陣形で、セカンドボールの奪い合いでも優位に立った。マイボールにしてからは攻め急がず、サイドチェンジを効果的に織り交ぜながら、気持ちの入ったプレーで大宮を圧倒していた。出来れば、この前半にもう1点追加点が欲しかった。

これに対し、大宮は後半からドリブルが得意な泉澤を投入した。新潟は前半飛ばし過ぎたためか、運動量が次第に落ち、ラインが下がり始めた。すると、大宮のサイドからの攻撃が機能し始めた。後半30分に岩上を投入した大宮は、ロングスローやCKから立て続けに新潟ゴールに迫るが、新潟の体を張った守備をこじ開けることは出来なかった。試合序盤に得た1点を粘り強く守り抜いた新潟が、1-0で勝利した。

この結果、新潟が今季リーグ戦ホーム初勝利を挙げた。昨年10月17日の明治安田J1リーグ2ndステージ第14節の松本山雅FC戦以来、実に約8ヵ月ぶりの白星だった。試合途中で負傷のため退いた小林や勝利者インタビューで涙した姿が印象的だった。サポーターも待ち遠しかったが、選手達はそれ以上に待ち焦がれていた勝利なのかも知れない。