2016明治安田生命J1リーグ1stステージ 第14節は、アウェイユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と対戦した。前節終了時で、仙台は13位、新潟は暫定15位だった。勝ち点差は3だが得失点差で仙台が劣るため、新潟が勝利すれば順位が入れ替わる大事な一戦だった。

新潟は、故障や体調不良のため守田と前野がベンチ外だったものの、黒河やマツケンがベンチに入った。GKは川浪、DF陣は右から慶、舞行龍、カズ、コルテース、アンカーに小林、両ボランチにレオと小塚、両SHには大と山崎、1トップには指宿が入った。

試合は、立ち上がりから仙台が攻め込む形で進んだ。開始1分、こぼれ球を仙台大岩がシュートした。さらに4分後にも、クロスに対して飛び込んだ大岩がシュートを放った。仙台は後方のポジションの選手も積極的に攻め上がって新潟を押し込んだ。一方の新潟も押されっぱなしではなかった。前に出た仙台の裏を取るため、山崎や指宿が中心にスペースを狙った。だが、頻繁にオフサイドになるなどして好機を作れないうちに、最初はロングボールが多かった仙台がボールを奪ってからの攻撃陣の動きを複雑化させ、新潟守備陣のポジションをずらしにかかった。それでも新潟は、カウンターから仙台ゴール前で直接FKのチャンスをつかんだのだが、レオのFKが仙台GK六反にキャッチされると、その後に悪夢に繋がってしまった。六反のロングフィードが、素早く高い位置に走り込んでいた仙台金久保に通った。そして金久保は対応したコルテース、慶の2人をかわし、もう一度と打てと言われても打てないような仙台側にすれば見事なゴールで先制されてしまった。このゴールが新潟には大きな心理的打撃を与えた。仙台は勢いに乗って前半アディショナルタイムにもカウンターから仙台野沢にボレーシュートを決められて、2点のビハインドで前半を終えた。

後半になると、新潟は大に代えて伊藤を投入し、彼のドリブルで攻撃を活性化させた。だが、次に点を決めたのはまたも仙台で、後半14分にCKから仙台渡部に頭で合わされてしまった。点差が3に開いても諦めなかった新潟は、後半31分にCKからコルテースが来日初ゴールで1点を返し、追い上げムードを作った。しかし、後半36分に、途中出場の仙台ウイルソンにゴールを奪われてしまい、点差を再び3に広げられた。新潟は、後半アディショナルタイムにPKを得て、これをレオが決めるものの焼け石に水だった。最終的に4-2でタイムアップを迎えた。

最終的なシュート数は、仙台の12本に対して新潟は13本だったことが示す通り、新潟にも得点チャンスは十分にあった。しかし、決定力の差が如実に出てしまった試合になった。滅多に見られないようなゴールを決められて浮き足だった新潟のメンタル面の弱さが出た試合だった。強豪相手に3試合連続スコアレスドローで得た自信も失ってしまったようだ。

この結果による順位は暫定15位のままだが、降格圏内との差はほとんど無く、福岡や鳥栖は1試合少ない。来週木曜日に予定されているその2チームの試合が消化された後は降格圏内に沈んでいるかも知れない。いよいよお尻に火が付いてきた。