ナビスコ杯グループステージ第5節は、アウェイ日立柏サッカー場での柏レイソル戦だった。

この試合、試合後中2日を置いてリーグ戦があるため、両チーム共に直近のリーグ戦から10人ものメンバーを入れ替えてきた。新潟は、GKに川浪、右SBにはユースの長谷川君、CBには小林と西村、左SBにはコルテース、Wボランチには成岡と小塚、両SHには伊藤と端山、2トップには宗とカリウを配置し、4-4-2の布陣でスタートした。西村は待望のJ1公式戦初出場、カリウも来日後初の公式戦となった。

前半、圧倒的にペースをつかんだのは柏だった。攻撃時は真ん中に大津、右にエデルソン、左に田中を配置し、その3トップの周りをフリーマンのように中川が動き回る布陣で攻め込んできた。前半3分にはエデルソン、前半7分には中川にミドルレンジからシュートを打たれた。さらに、前半14分には、エデルソンのロングフィードに大津が抜け出し、田中へパス。これを田中にGK川浪の頭上を越すループシュートを打たれたが、ここは戻った西村がヘディングで辛うじてクリアして、事なきを得た。前半26分には大津が左サイドから上げたクロスをエデルソンが折り返し、小林、田中とつながれ、田中が左足で狙うも、川浪が右手一本でセーブして、得点を許さなかった。新潟は、カリウがゴール前での強さを見せて惜しいシュートを放ったのが唯一の見せ場だった。結果、0-0のまま前半を折り返した。

後半、カリウに代えてカズを投入し、小林をボランチに、成岡を2トップの一角にスライドさせると、新潟が前線からプレスを掛けられるようになり、リズムを握る時間も増えてきた。後半5分のピンチを川浪が防ぐと、後半10分には先制点を奪った。自陣内で柏中川から成岡がボールを奪い、そこからドリブルで大きく前方に運ぶと、右サイドを駆け上がってきた伊藤にパス。伊藤は冷静に相手GKをかわして流し込み、ゴールネットを揺らした。後半21分には、CKの流れから最後はディエゴオリヴェイラに頭で押し込まれて追い付かれるが、その後のピンチはこの日ファインセーブを連発した川浪が防ぐと、後半27分に勝ち越しに成功した。左サイドでボールを持った端山がクロスを上げると、ファーサイドにいた宗がヘディングで折り返した。するとそのボールを小塚が豪快なボレーシュートでネットを揺らした。その後の柏の波状攻撃やパワープレーを新潟は全員が集中して守り抜き、公式戦9試合ぶりの勝利を挙げた。

モバアルで先発メンバーの連絡があった時は、失礼ながら、ナビスコ杯グループステージ第3節川崎フロンターレ戦の二の舞にならないか、不安がよぎった。実際、この試合も前半の内に失点していたならばそうなった可能性もあった。しかし、川浪や初出場ながら期待以上の働きを見せてくれた西村等の活躍で、前半を無失点で凌げたのが大きかった。この一勝はナビスコ杯で次のステージに進むためにも大きな一勝だが、チーム全体の底上げと言う意味でも大きな一勝になったことだろう。