悔しい引き分け
2016明治安田生命J1リーグ1stステージ 第11節は、ホームデンカビッグスワンスタジアムでガンバ大阪との対戦だった。ゴールデンウィーク最終日の試合となったが、この試合には今季最高の27,439人が詰めかけた。
新潟は、GKに守田、ディフェンスラインは右から舞行龍、増田、カズ、前野、Wボランチにレオと慶、左右SHには大と達也、ツートップに山崎と宗と言う布陣で臨んだ。左SBに前野を持ってきたのは驚きだったが、右SBの舞行龍は妥当な配置だと感じた。
この試合の主審は家本政明で、相性の悪い新潟としては不安な要因だったが、この日は無難に笛を吹いていたように思う。
暫定15位の新潟は、ここ5試合勝ちなし。一方のガンバ大阪も、AFCチャンピオンズリーグと並行した戦いを強いられる中で、勢いに乗れず暫定11位と振るわない。ともに浮上のきっかけをつかみたい試合は、スコアレスドローに終わった。
立ち上がりはガンバ大阪のペースになった。復帰した岩下からのビルドアップで、攻撃のリズムを作られた。中盤を経由し、宇佐美やアデミウソンのコンビネーションプレーで前進を許すが、連係ミスが多かったり、新潟守備陣の素早い寄せで、ゴール前にはなかなか近づけさせなかった。新潟は、サイドに流れて起点を作る宗のポストプレーから、セカンドボールを奪っては、次々とゴールへ攻め込んだ。前半22分には山崎のドリブルシュート、前半24分には大からパスを受けた達也がシュート、全25分には前野のクロスに平松がヘディングで合わせるが、いずれも枠外になった。前半27分には達也のミドルシュートのこぼれ球に山崎が反応しシュートを放つが、惜しくもオフサイドだった。決定機を決め切れない時間帯が続く。前半39分には、ガンバ大阪にこの日最大の決定機が訪れた。米倉のクロスに宇佐美がヘディングで枠内にシュートを飛ばすも、守田がセーブし、相手に流れを渡さなかった。
0-0で迎えた後半も、流れは新潟にあった。ボールを奪っては山崎や達也がドリブルで仕掛けるが、ガンバ大阪のディフェンス陣に跳ね返されてしまった。ペナルティエリア内で決定的なシーンを迎えたのは後半20分だった。達也のパスを受けた宗が、岩下のスライディングをかわしながら右足を振り抜くが、枠外に飛んでしまった。さらに後半22分、ガンバ大阪のペナルティエリア内をコンビネーションで崩し、大からの折り返しを受けた宗がシュートを放つも、これも大きく枠外に外れてしまった。
その後はカウンターの打ち合いとなるオープンな展開が続いた。ガンバ大阪は長沢に代えて、パトリックを投入し打開を図ったが、新潟は中盤でパスコースを消しながら、守備陣が体を張ってブロックした。終盤は新潟がセットプレーで畳み掛けるが、決定機にはつながらなかった。
新潟はこれで6戦勝ちなし。内容的には勝てた試合なので、悔しい引き分けだ。だが、調子が上がらないガンバ大阪相手とは言え失点ゼロに抑えられたことは評価出来る。浦和、川崎と厳しい戦いは続くが、この試合をきっかけに一皮むけて欲しい。
