準決勝も先勝から
2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント準決勝第1戦が、新潟のホームデンカビッグスワンスタジアムで行われた。
3日(土)にリーグ戦を戦った新潟に対し、対戦相手のガンバ大阪は4日(日)にリーグ戦を戦っており、中2日でのアウェイ戦となった。さらに、ガンバ大阪からは日本代表に4選手が選ばれている。そのため、この試合では、4日のリーグ戦から9人も先発メンバーを入れ替え、続けて出場した先発メンバーは、DF オジェソクとMF大森 の2人だけだった。一方の新潟だが、右SBを尚紀から舞行龍に替え、空いたCBの位置にはカズを入れ、ナビスコカップには出場出来ない佐藤の替わりにボランチには小林を、FWの一方をラファエルから山崎に替えてきた。
試合前半は、お互いに先に失点したくないのか、慎重に試合を進めているようだった。両者共になかなかシュートまで持って行けない展開が続いた。しかし、前半27分には山崎が相手DFをかわしてGKと1対1になるものの、決めきれない。そんな中、新潟は前半33分ガンバ大阪のクロスからの攻撃で先に失点してしまった。与えたくなかったアウェイゴールを一番最初のゴールで与えてしまった。この日右SBに入った舞行龍と右SHの康裕との連携が良くなく、ガンバ大阪の選手にいいクロスを上げられてしまった。
ただ、この重苦しい雰囲気は長くは続かなかった。失点からわずか3分後、舞行龍のパスを受けた康裕が相手DFをうまくかわして打ったシュートをゴールネットに突き刺し、同点に追い付いた。同点で前半を終えられたのは良かった。
後半に入ると新潟にも積極性が出てきたようだ。後半7分には、相手ゴール前で山崎が倒されて得たFKをレオが蹴るが、味方に当たったシュートはクロスバーに弾かれてしまった。早く追加点を挙げ有利に試合を進めたかった新潟だが、後半20分過ぎにこの試合の行方を左右する大きな出来事が起きてしまった。レオがボールと関係無い所で相手選手を蹴ってしまったのだ。これは副審が見ていたようで、しかもスカパーの映像にもはっきり映っていた。この行為でレオにはレッドカードが提示され、一発退場になってしまった。一人少なくなってしまった新潟は、仕方なく山崎に替えて尚紀を投入。レオが抜けたボランチの位置には端山が入った。こうなると、新潟としては引き分けも仕方無しの状況となり、まずは失点しないような試合運びになった。逆に勢いを得たのはガンバ大阪で、後半30分にはリンスを投入してきた。そのリンスに幾度となく危ない場面を作られながらも何とか凌ぐ新潟だった。
一方の新潟も選手を交替させた。指宿に替えてラファエルを投入。指宿の高さが無くなり、守備面、特にセットプレーでの守備に不安は増すが、ラファエルの突破力に望みを掛ける作戦に出てきた。基本、ラファエルを除く9人が新潟陣内を固め、ラファエルは一人前線に張って、カウンターからの攻撃に備える形となった。そして、この形が試合終了間際に実を結ぶ。前野からのボールを受けたラファエルが、個の力で相手DF陣を突破し、勝ち越しゴールを決めてくれた。値千金のゴールだ。こうなると後は是が非でもこのままこの試合を終わらせるだけだ。果たして、長く感じたアディショナルタイムも無事やり過ごし、新潟が2-1で初戦をものにした。
ただ、まだ180分の戦いの内、前半90分が終わっただけだ。次戦はレオが出場出来ない。怪我人が多く、ユース選手をベンチ入りさせざるを得ない中、レオの欠場は本当に痛い。次戦メンバー構成はどうなるのか、不安が一杯だ。初の決勝進出に向けた大事な戦いを現地万博記念競技場でしっかり見届けたい。
