終了3分前からの悲劇で、勝ち点3を失った。2ndステージが開幕し、新潟はホームで鹿島に2―3で逆転負けした。レオが5月10日のアウェー横浜戦以来、62日ぶりに先発出場。前半30分に先制された直後の31分に指宿、同42分には慶のリーグ戦初ゴールで逆転に成功したが、ロスタイムの2失点でまさかの逆転負けを喫した。

残りたった3分を耐えることができなかった。後半のロスタイムは5分。時計は94分になろうとしていたが、そこから立て続けに2失点した。天に見放された逆転負けに、声を失った。

主導権は新潟が握っていた。新潟の心臓、レオが胆のう摘出手術を経て復帰した。レオがいない間に急成長した慶が、縦横にピッチを走る。前半30分、左CKから鹿島昌子にヘディングを決められ先制点を許したが、1stステージと違ったのは、すぐに追いつき、逆転したことだった。

失点の1分後、右サイドから切れ込んだ指宿が、ボールを1度、大に預け、ワンツーをダイレクトでミドルシュート。美しい軌道を描いてゴール右に突き刺さったシュートで、同点に追いついた。さらに42分。再び大のスルーパスに今度は慶が抜け出してリーグ戦初ゴール。逆転に成功した。

鹿島戦直前に達也が右ふくらはぎを痛めて戦線離脱。エースFWのラファエルが右腿裏を痛めて欠場。FWの枚数が少なくなった中、指宿が自らの結婚祝いともなる豪快なゴールを挙げた。

後半も、全員が走った。前線からプレッシャーをかけ、チャンスもつくったが、決め切れなかった。

レオの復帰がチームに好影響をもたらしたのは間違いない。1stステージに失っていた粘りと自信も、94分までは取り戻したかに見えた。だが、最後まで踏ん張りきれなかった。2ndステージの白星発進は悲劇的な形で失敗した。ショックは大きいが、これを引きずってはいけない。